スタジオ解放区

夏 草 や 兵 ど も が 夢 の 跡  かつて、繁栄を極めたコザを舞台に、 忘れられた街コザ十字路銀天街エリアに生息するものたちの生記録。

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沖縄県立新館博物館・美術館は「シュワの墓所」!?

20070604052905.jpg


沖縄県立新館博物館・美術館行ってきました。
日本で最後となる県立の美術館建設。
当初は現代美術館となる予定が、現代がとれ、ついでに博物館がくっつく形となりました。
県民主体ではなく県主導で行われる決定のあり方、
話し合われた内容が公開されないシステム、
国の補助金頼りの建設費等々、
アートと社会のあり方をめぐる、
さまざまな論争がある中
いよいよ11月オープンとなるわけです。
オープンにさきがけ、前島アートセンターの企画で美術館見学に参加しました。
遅れて行ったので、館内の展示部屋はみれなかったですが、いちおう建物内に入ることができました。

あることを発見しました。
というより妄想はいってますが、
この建物まさにナウシカに出てくる「シュワの墓所」のような出で立ち。

現代(今)を外しちゃった、沖縄県立新館博物館・美術館は、
歴史芸術文化の貯蔵庫としての性格を、意図せずともお墓のようなデザインとしてシンボリックに現されているのではないか。。

まあ形はどうであれ、
基本計画の中の基本理念及び活動方針に、
「現代の在り方を絶えず問い直し、流動と代謝を繰り返す生きた美術館を目指す。」とある。

生命とはなにか、という問題になるが、
生命とはまさしく代謝のこと。オートポイエーシスと呼ばれる自己創出が特徴だ。
生きることは変わることで、死ぬこと。

ここがポイントかも知れない。本来の意味で、自己代謝する美術館として機能するなら、
アーティストは日々生まれ変わる細胞となって、美術館という殻を代謝させていくことだろう。


20070604053030.jpg

そして、これが美術館の玄関出口から帰る時見えるキノコ?
美術館から見ると街なかのカラオケビルの電飾が美しくみえる?

その後、前島アートセンターに戻り、
美術館オープン企画で展示する島袋道浩さんがドイツから来ていたのもあって、いろんな話が盛り上がり、夜中の3時くらいに宴たけなわ。

そこからコザまで歩いて帰ろうという気になり、

というのも、

今年の夏にやるアートイベント「映画時間」の凝縮版を
美術館開館にタイミング合わせた秋にもやろうということで、
夏「映画時間」にプラスアルファ新作を加え、
スタジオ解放区では、
「月光仮面は誰でしょう」~月光仮面と行くコザの光と影街歩き~
gekkokamen-dare.jpg

また、林式「プロジェクター付き移動型人乗せみこし」という夢のような人力乗り物をつくっちゃおう!
fune.jpg

しかも、そいつでコザ銀天街×新都心美術館を往復しちゃおうという、男の血がたぎる無茶な祭りをやっちゃう気。ふんどし担ぎ手全国募集!
way-to-koza.jpg

その際に、パプアニューギニアのクラカヌーのような友好と儀礼でもって、新都心美術館に会いに行く。銀天街名物、食などをみこしにのせて。

美術館到着。
20070608062625.jpg

みこしパフォーマンス上映会。(ちなみに長野県諏訪の御柱祭りは船が海を行く様を現しているという説もある。大昔、海の一族が長野の山まで辿り着き、その記憶が、あの御柱と想像したら、私も海を渡って長野の山からサンゴの島に辿り着いた船の記憶として海は人柱で現してみたいのです。)

そして帰りの際に、美術館の開館に合わせて新都心に来る美術関係の客をごっそり巻き込みながらコザまで行くけど一緒にどう?作戦。みこし乗ってもいいし。という仕掛け。
そしてみんな触れ合いウォークで新都心からコザへ歩こう。


 私の出身の長野県小諸市では中学の頃まで「ふれあいウォーク」というものがあったが今はない。参加者は大人から子どもまで幅広く、牛にひかれて善光寺参りの伝説にもとづいているものだった。小諸市から長野市善光寺まで60kmあまりを夜通し歩く。その際、旧道が主なルート。昔ながらの街並や風景は今も記憶残る。

そういうのもあって、前島帰りのこんな明け方に、飲んでふらふら、しかも下駄。眠い。雨。という悪コンディションでもどこまで歩いて行けるのか体感してみようと思い実験したわけです。


旧道はまだわからないので、とりあえず58号をあるく。
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途中通りすがりに渋い場所に目をやる。
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なかなか普段歩かない沖縄では、那覇からコザ歩く?とんでもない。という声が聞こえてきそうだが、沖縄マラソンを考えたら、20kmくらいのハーフを歩くなんて楽なものだ。とはいえ沿道で応援してくれる人はいないだろう。
20070604053215.jpg

しかし、毎回、那覇からコザまでなにげない顔で歩いて(毎回ルートも違うようだ)銀天街解放区にやってきて映像で参加する西村くんというつわものもいるし、最近銀天街で「あたら商会」という工房をかまえた平良くんなんかも自転車でくる。
20070604053232.jpg

はるか向こうにコザのオレンジの空が見える。
20070608043832.jpg

とちゅう、雨があまりに強かったのでコンビニに避難。
そこで太宰府発見!
去年のだざいふ基本計画2006夏祭りのあまずっぱい記憶に励まされながら、雨の中傘もささず走って~く~♪
20070608043851.jpg

道半ば、あえなくリタイヤ


ということで、みんな歩こうか。

大丈夫、疲れた人はみこしで担いで行くよ。みこしはローテーション??
いざとなったら普通にバス乗ればいいんだし。

いちおう、銀天バスツアーという安全パイも企画中でして、「銀天街ご一行様美術館見学ツアー」コザから新都心まで銀天号でいこう!バスの中でもアートを展開し、着いたら、作品鑑賞して、その際にちゃんとかってにみんなで作品評価ワークショップして、そのあと、コザに戻る際に、コザいきたい人をひろって行く。
触れ合いウォーク脱落者はきっと銀天バスが回収してくれるはずです・・


ということで、11月沖縄県立新館博物館・美術館も楽しみですが、その前に、夏のアサヒアートフェスティバルを忘れてはいかん。今回スタジオ解放区は「コザの街歩き映画祭」通称「映画時間」ということで、かなり準備で盛り上がっています。参加作家も実行委員もものすごく人数がいっぱいでかなり楽しい。自分が作品つくるの忘れちゃうくらい。おっと、まずい。。

ちなみに、こちらは銀天街でたまにオープンするコザ現代美術館
さすが沖縄県民。コザんちゅ。現代(今)を外しちゃった、沖縄県立新館博物館・美術館のフォローをちゃんと遊んでます。


沖縄県立新館博物館・美術館の建物の出で立ちが、ナウシカに出てくる「シュワの墓所」のようだということにピンとこない。もしくは、読んだことない人。補足しましたので、気力があれば下記長文読んで下さい。こんなことできたらいいな~的作品イメージスケッチ写真付きです。
というより、ナウシカ好きなのでついつい楽しくなってきてしまい読み返したりしながら千夜千冊の松岡正剛バリに編集してしまった。。ちなみに参考資料「風の谷のナウシカ7巻」宮崎駿著、「ナウシカ解読~ユートピアの臨界~」稲葉振一郎著
↓続きを読むクリックどうぞ




ナウシカに出てくる「シュワの墓所」とは、どんなものなのか。
この物議を醸す美術館が
人々に愛されるものとなるか、はたまた?

ナウシカの物語(アニメでなく漫画版7巻)に出てくる「シュワの墓所」とは、産業文明末期のエコ・テクノクラートたちの地球環境浄化計画すなわち、生態系を操り、汚染された大地と生物をすべて取り替え、旧世界を緩慢に亡ぼし、清浄な世界を人工的に甦らそうという計画の核として建設されたもので、その建物自体が「不死の生命体」となっている。沖縄美術館のいう生きた美術館っていうより、ホントに脈動している建物。

よって、この「シュワの墓所」を初めとする不死な生き物たちは、生きることとは何か知ることなくもっともみにくい生き物となっている。

「生きることは変わることだ」とするナウシカにとって、
「シュワの墓所」とは、
「死を否定」し、「組み込まれた予定」があるだけの、「伝えるに価しない技が遺され死の影を吐き出す」場所。

物語では、現在(ナウシカたちの生きる世)を生きる人類をその(汚染された大地と生物をすべて取り替える大計画として組み込まれた)テクノロジー解読に従属させ、すべてが解読されたのちの世には、腐海がその役目(汚染された大地の毒を結晶化し清浄にもどす)を終え、「青き清浄の地」が待っているという。
そこでは、人類は「音楽と詩をもっとも大切にする穏やかな種族」として新たな世界の一部となるという。
ただ、ナウシカたちの世の人間のからだは、「汚染に適応するようにつくりかえられて」いるから、その清浄さには耐えられない。
墓所は言う、「汚染に適応した人間を元にもどす技術」もあるし、「交代はゆるやかに行われる」はずだから、と。
しかしナウシカは「世界浄化の計画を拒否」し、そこのあった「人類生存のためのプログラム」も同時に拒否する。それを拒否することは「人類すべてを近い将来滅ぼすことになる」

たとえ人類が滅びるとも、「生じるかもしれない他の可能性のために場所を空けとくしかない」とナウシカは考える。
かの大計画は、「自分たちにとってのみ愛すべき人間、愛すべき自然の生存」を、「他のあらゆる可能性」を封殺してでも保障しようというもの。

しかしそれは、現実の存在としての人間、「自然がまさに時々刻々と現在においても生み出している可能性」についてを封殺すること、

「すべてを未来にほうりだして、今を無意味にしてしまうこと」
そのひとつひとつは「生まれ ひびきあい 消えていく」「風や音のようなもの」「私たちの生命」の意味を、種としての人類の生存、あるいは「清浄な世界」のために空虚にしてしまう。
たとえ汚染にまみれたナウシカたちの肉体が清浄さに耐えられなくとも、「胞子がたったひとつの発芽のためにくり返しくり返し無駄な死をかさねる」ように、また、「ナウシカの生が10人兄と姉の死によって支えられた」ように、「どんなにみじめな生命であっても生命はそれ自体の力で生きている」

たとえそれが、かつては絶望の時代に理想と使命感からつくられ、未来へたくされたものであっても。「シュワの墓所に仕組まれたもの」「それ自体が生命への最大の侮蔑だ」と。

ナウシカは言う、「巨大な墓や下僕などなくとも私たちは世界の美しさと残酷さを知ることができる。私たちの神は葉や一匹の蟲にすら宿っているから」
人間がいたずらに生命を操ってみても、生命は生命の力で生き、それは予測できるものではない。
ましてや生態系をプログラムするなんてことを人間がすれば、それは死の影を吐き出すだけ。
この星では生命それ自体が奇跡なのだと。
shuwa-nausicaa-cinema.jpg

  1. 2007/06/08(金) 06:29:12|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

そうそう、コザの大統領、古堅さんの定義によれば、「コザんちゅ」とは?
コザに住んでてコザが好きな人。コザに来たことがあってコザが好きな人。コザに来たことないけどコザが好きな人。だったかな。古堅さん間違ってたらごめんなさい。
やくたぽさん。。あなたはすっかり重度なコザんちゅです。
コザんちゅの魂に触れる祭り。強制参加です。参加拒否は罰金です。
  1. URL |
  2. 2007/06/09(土) 02:57:54 |
  3. りょうじ #-
  4. [ 編集]

かつじさん<<29日夜oKです

イズミルハーンさん<<わりと逆に面白い可能性秘めてたりして。あの建物みるとモチベーションあがるのはなぜ?
さしあたって、みこしは叩いたら音が出るようにしたいです。中近東あたりの音こんど聞かせて下さいね。

やくたぽさん<<淡路のみこしもかなりぶっとんでますよね。海にほうりなげたり、みこしの中に笛吹いてる人乗せながら、みこしごとでんぐりがえしさせたり、いまだにその難解さ、白昼夢のようなぶっ飛び具合。トラウマのように敗北感が刻まれた気がします。
去年淡路の旅で、淡路んちゅ魂に触れた経験が私を駆り立てるのかもしれない。もう、わくわくだけでいいや。
  1. URL |
  2. 2007/06/09(土) 02:47:01 |
  3. りょうじ #-
  4. [ 編集]

ござんちゅになりたい。
わくわくします。
映画時間も楽しみですが、
御輿に乗って
あるいは御輿担いで
コザ銀天街×新都心美術館を往復しちゃおうという
構想
面白いです。
  1. URL |
  2. 2007/06/09(土) 00:30:21 |
  3. やくたぼ #-
  4. [ 編集]

この建物まさにナウシカに出てくる「シュワの墓所」のような出で立ち。 <<<ウケた!!
そうか貯蔵庫。美術作品の墓場か!! う~んそうならないことを願うね。本当に。。。
HPの基本計画はいい事たくさん描いてるけど。。。あまり期待できなくて。。。悲

「プロジェクター付き移動型人乗せみこし」<<<こんなぶっ飛んだ企画好きです。
面白いね!!
  1. URL |
  2. 2007/06/08(金) 09:35:11 |
  3. イズミルハーン #-
  4. [ 編集]

追伸
ミクシイの欄でコメントしようと思いましたが、出来ませんでした
皆さんの日記のでコメントは出来たのに、(りょうじ)の処をクリックしても、指の矢印が出ずに
出来ませんでした???不思議です
  1. URL |
  2. 2007/06/04(月) 08:10:26 |
  3. かつじ #-
  4. [ 編集]

昨夜はお忙しいのに、有り難う、又宜しくお願いします
千夏ちゃんにも、宜しく29日~30日時間が有れば(夜)来て見ませんか、?(千夏ちゃんも)事前に連絡下さい待ってます
  1. URL |
  2. 2007/06/04(月) 07:57:39 |
  3. かつじ #-
  4. [ 編集]

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